いびきは一人で寝ているときはいいですが、旅行で友達と寝ている時に出たりしたら、恥ずかしいですよね。
また、いびきは口呼吸をするので歯周病の原因になったり、呼吸が止まったりする重大な疾患が隠れていることがあります。
いびきはどうして起こるのか? その原因を知ることで対処することもできます。
なぜいびきをかくのか?
いびきはどうして起きるのかというと、寝ている時に鼻や舌、喉の奥の筋肉が緩んでしまい、咽頭が狭まることで空気の抵抗が大きくなり、音が出てしまうのです。
とくに仰向けになり、口で息をしている場合にいびきをかきやすく、風邪や慢性的に鼻が詰まっていたり、枕の高さが合っていない場合にもいびきをかきやすくなります。
それ以外でも、最近テレビなどで聞くことが多い「睡眠時無呼吸症候群」は、肥満気味の人が、首周りの脂肪の圧力によって気道が塞がれることで起きます。
大きないびきをかいていたら、突然呼吸が止まり、10秒位たったらまた大きないびきをし始めます。睡眠の質が悪くなり昼間に眠気が襲ったり、このような状態が長く続くと高血圧や心不全の原因にもなります。
枕の高さを調整するだけで、いびきに効果あり
枕を自分にあった高さに調整するだけで、すべてのいびきを止めることは不可能ですが、専門外来に行ったり、空気マスクなどを買う前に、まずはお金をかけずにできる、枕の高さを調整をしていただきたい。
枕の高さは、横向きに寝た時に体の線が一直線になるように高さがベストです。他の人に見てもらうか、鏡をおいて体の線が真っ直ぐになっているかを見てみましょう。
それで症状が改善すれば安いものなので、騙されたと思って、早速今日の夜から試してみてください。
横向きで寝るといびきが改善する
いびき対策で、一番効果的なのは横向きで寝ることです。仰向けにならなければ下顎が落ち込むことはないので、いびきをかきにくくなります。
ただし横向きで寝ると、首に負担がかかりやすくなるので、先にお伝えした枕の高さを調整してから、横向きで寝るのがベストです。
いびき解消グッズを使ってみよう
仰向けに寝ているといびきをかきやすくなるので、横向きに寝るようにするといびきが少なくなります。
最近では寝ている間に鼻呼吸をするための、口に貼るテープや、鼻の呼吸を楽にするブリーズライトなどの、安眠グッズが発売されているので、一度使ってみることをオススメします。
またスマホのアプリで、寝ている時のいびきを録音したり、いびきの音が大きくなった時にアラームを鳴らして軽く起こしてくれる機能もあります。
日本語のアプリも配信されていますが、英語版のアプリのほうが機能が多い印象です。英語でいびきは「snore」というので、その単語で検索してみるのもオススメです。